外壁に生えた苔を落とす方法と予防法を解説
2022/12/21
外壁に苔が生えてしまい、どのように落とせば良いかお困りではありませんか。
苔の落とし方には、自分でできるものと業者へ依頼するもので違いがあります。そこで今回は、苔を落とす方法と予防法を解説しています。自分に最適な方法を見つける手助けになるはずですので、ぜひ参考にしてください。
外壁に生えた苔を自分で落とす方法2つ
外壁に生えた苔を自分で落とす方法は、以下の2つです。
- 家庭用の外壁洗浄剤で洗う
- 家庭用の高圧洗浄機を使う
低い位置に生えている苔で、年数が浅く軽度のものであれば、自分で落とせます。業者に頼むより安価で、日数もかからずに済ませられるのでおすすめです。
それでは、詳しく解説します。
家庭用の外壁洗浄剤で洗う
家庭用の外壁洗浄剤を使用して落とす方法です。ホースであらかた苔を落とした後、洗浄剤を塗布して洗います。洗浄剤によって使用方法が異なるので、注意が必要です。
家庭用の高圧洗浄機で洗う
高圧洗浄機は、業者も苔を落とすために使うものです。加圧した水を噴射し、付着した苔を落とします。家庭用は業務用に比べてやはり威力が劣りますが、軽度の苔であれば問題なく洗えます。
しかし、びっしりとこびりついた広範囲な苔は、業者でないと取り除くことができません。発生して時間が経った苔は、業者に任せた方が良いでしょう。
外壁に生えた苔を業者に落としてもらう方法3つ
自分では落とせなくなってしまった強固な苔は、業者に依頼する必要があります。業者に依頼した場合の方法は、以下の3つです。
- 高圧洗浄
- 業務用クリーナーで洗う
- バイオ洗浄
広範囲に広がったものや高所まで到達したものはもちろん、自分で落とせる苔でも綺麗に落としたい場合は、業者に頼むのがおすすめです。
それでは、詳しい洗浄の仕方について解説します。
高圧洗浄
業務用の高圧洗浄機は、70〜100kgに加圧した水で洗い流します。威力も強いので、こびりついた苔でも問題ありません。
費用相場としては、1㎡あたり200〜250円です。この他に、施工をおこなうための足場や養生の料金も上乗せされます。
業務用クリーナーで洗う
業務用クリーナーは、高圧洗浄機と同様、家庭用のものより強力になったクリーナーです。取り扱いに注意が必要であったり一般家庭では入手できなかったりするため、業務用クリーナーでの洗浄を希望する場合は業者に依頼しましょう。
バイオ洗浄
バイオ洗浄は、薬剤であらかじめ細菌を分解したうえで高圧洗浄をおこなう洗浄方法です。通常の高圧洗浄は水のみでおこなうものですが、バイオ洗浄は細菌の分解までおこなっているので、より細部まで洗浄できます。
費用相場は、1㎡あたり500〜800円です。高圧洗浄よりも高くなりますが、苔が根深い場合は隅々まで洗浄できるので高い効果を期待できます。
外壁に生える苔の予防法
外壁に生える苔を予防する方法は、以下の3つあります。
- 光触媒塗料を使う
- 苔の発生を防ぐ薬剤入りの塗料を使う
- 定期的に自分で手入れをする
光触媒塗料を使う
光触媒塗料とは、太陽光を当てることで苔の胞子を浮かせるという機能をもつ塗料です。浮いた胞子は雨天時に雨と一緒に流れていくので、美しさを保つことができます。自分たちで念入りに手入れをする必要もないので、便利です。
日の当たる場所で苔の発生を抑えたい場合は、光触媒塗料を使うと良いでしょう。
苔の発生を防ぐ薬剤入りの塗料を使う
塗料には、苔の発生を防ぐ薬剤が入ったものもあります。こういった塗料を使うと苔の胞子が付着しても繁殖しにくくなり、胞子も取り除きやすくなるので、長く美観を保つことが可能です。
薬剤入りの塗料は、光触媒塗料とは異なり、日当たりを気にせずに使えます。そのため、日当たりの良し悪しで光触媒塗料と使い分けるのもおすすめです。
定期的に自分で手入れをする
定期的に自分で手入れをすることでも、苔を予防できます。
手入れ方法としては、45度以上の熱湯を含ませたタオルで拭き取る方法と、酢を3〜20倍に薄めたものを塗布する方法があります。どちらの方法でも、月1回程度のペースでおこなうと良いでしょう。
手軽にできる方法ではありますが、時間と手間が掛かるのがデメリットです。また、高所部分となると自分では対処できなくなります。これらのデメリットを解消したい場合は、業者に依頼するのが最適です。
まとめ
外壁に生えた苔を落とす方法は、自分でおこなえるものと業者でしかおこなえないものの2種類あります。高所部分の場合や、手間とお金を掛けても綺麗に仕上げたいという場合は、業者へ依頼するのがおすすめです。
また、予防する際も便利な塗料が2種類あります。光触媒塗料と苔の発生を防ぐ薬剤入りの塗料がありますので、日当たりの有無で使い分けると良いでしょう。
苔がこびりついてしまうと、やはり見栄えが劣ってしまいます。美しい外壁を保つためにも、この記事を参考にしてください。
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