外壁塗膜の膨れや剥がれはなぜ起こる?原因と対処法を解説
2023/03/27
外壁塗膜に膨れや剥がれが起こると、「美観が損なわれて気になる」という方も多いでしょう。外壁塗膜の膨れや剥がれは、美観の低下はもちろんですが、放置すると家の内部にまで影響を及ぼす恐れがあり大変危険です。
そこでこの記事では、外壁塗膜の膨れや剥がれの原因と対処法について解説しています。費用相場や業者選びのポイントについても解説していますので、膨れや剥がれの補修を検討する際にはぜひ参考にしてください。
外壁塗膜の膨れや剥がれの原因2つ
外壁の膨れや剥がれは、外壁自体に影響が起きているわけではありません。「塗膜」と呼ばれる、外壁に塗布した塗料の膜が膨らんだり剥がれたりすることで引き起こされます。
このような外壁塗膜の膨れや剥がれの原因は、主に以下の2つです。
・経年劣化
・施工不良
それでは、詳しく解説します。
経年劣化
外壁塗装は常に雨風にさらされているため、塗装から時間が経つと劣化します。すると、塗膜に亀裂が入ったり剥がれたりすることがあります。
また、塗膜の亀裂から雨水などが浸入すると、外壁と塗膜の間に入った水が原因で塗膜の膨れが起こります。浸入した水が少量でも、蒸発時に塗膜が押し上げられて浮き上がることがあるので、注意が必要です。
施工不良
塗装時の施工方法に不備があった際も、不具合の症状として塗膜の膨れや剥がれが起こります。具体的には、以下のような不備が原因です。
・洗浄が不十分で、カビや苔が残った状態で塗装した
・洗浄後の乾燥が不十分で、外壁に水分が残った状態で塗装した
・相性の悪い下塗り材と上塗り材を組み合わせて塗装した
経験豊富な業者を選んでいれば、当然施工不良は起こりにくいです。しかし、中には手抜き工事などをおこなうような悪徳業者も存在しますので、注意しましょう。
万が一、経年劣化が起こる目安の10年を下回って塗膜の膨れや剥がれが起きた場合には、施工不良を疑うことも重要です。
外壁塗膜の膨れや剥がれの対処法
外壁塗膜の膨れや剥がれの対処法は、再塗装をおこなうことです。ただし、膨れや剥がれの原因への対策をしてからおこないましょう。対策をおこなわず再塗装のみをおこなった場合、すぐに膨れや剥がれが再発する可能性があります。
膨れや剥がれが部分的であれば、ヘラや研磨剤で整えたうえで再塗装を施します。必要であれば、周りの外壁と合わせるためにデザインローラーやスプレーなども使用して塗装をおこないます。
全面に膨れや剥がれが起きていたり、前回の塗装に施工不良などの問題があったりした場合は、全面剥離をおこない、最初から全て再塗装が必要です。内部まで影響が出ていると下地の交換も必要な可能性があり、さらに大がかりな工事となります。
外壁塗膜の膨れや剥がれの補修費用
外壁塗膜の膨れや剥がれの補修費用は、補修範囲や補修の程度によって大きく変わります。そのため、費用についてはまず塗装業者に相談して見積もりを取るのがおすすめです。
塗装業者を選ぶ際は、知識や経験のある業者を複数選び、見積もりを取ると良いでしょう。複数の業者を比較することで、補修費用の相場を掴みやすくなります。
まとめ
外壁塗膜の膨れや剥がれの原因は、主に以下の2つです。
・経年劣化
・施工不良
対処法としては、膨れや剥がれが起きている部分を再塗装することが挙げられます。
膨れや剥がれの程度、原因、範囲によって、再塗装の方法と費用は変動します。そのため、補修を考える際にはまず業者に相談し、劣化症状を確認してもらうと良いでしょう。
実際に補修工事を任せる業者を選ぶには、複数の業者に見てもらって見積もりを取るのがおすすめです。費用相場も理解でき、悪徳な工事をおこなう業者を回避できる可能性が上がります。実績や資格なども確認し、信頼できる業者を選びましょう。
塗装屋小幡では、お客様のご要望に合わせて様々な施工をご提案させていただきます。
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