姫路市にて膨れや剥がれの起きた擁壁塗装・補修工事の工事の概要
現場住所 | 姫路市 |
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施工内容 | 擁壁の補修・塗装、付帯部塗装 |
施工箇所詳細 | 擁壁、付帯部(シャッター、雨樋など) |
外壁使用塗料・塗料色(下塗り) | IP含浸シーラー |
外壁使用塗料・塗料色(上塗り) | カチオン補修部の吹き付け:ツーキコートローラー用(エスケー化研)、仕上げ塗料:IPヨウヘキコート(インターナショナルペイント株式会社) |
ご依頼のきっかけ・ご提案内容
姫路市にお住まいのこちらのお客様は、ご住宅の擁壁がボロボロの状態ということで長年悩まされており、過去に3、4回塗装を行ってきたとのことでした。しかし、直ぐに劣化してしまうため、何とかならないかと知人の電気屋さんからのご紹介で弊社のホームページからお問い合わせを頂きました。
早速、現地調査をさせて頂いたところ、擁壁には至るところで塗膜の膨れや剥がれ、大きなクラックも見受けられる状態でした。
外壁塗装はある程度の劣化が進行すると、劣化症状として膨らみが生じることはありますが、前回の塗装からの年数を考えると施工の不備が原因である可能性があります。塗膜の膨れ具合を見るからに、恐らく以前の塗装業者様は水が抜けにくい塗料を使用されており、溜まった湿気が塗膜を浮き上がらせたことが原因だと考えられました。
お客様には状況の説明をさせて頂き、擁壁の補修作業から塗装までをご提案させて頂きました。
お客様からのご要望でシャッターを白から黒に塗り替えしたいというご依頼もいただきましたので合わせて塗装を行っております。
姫路市にて擁壁の補修と塗装を施工させて頂いた様子をご紹介いたします。
Contents
施工の様子
施工前の様子
こちらが施工前の擁壁の様子です。
画像からでも水ぶくれのように塗装が膨らんでいるのが分かると思います。他にも大きなひび割れや剥がれが見られました。
塗膜が膨れるメカニズムとしては、下地処理の際に高圧洗浄で使用した水分が残っていたり、下塗りの塗料の乾燥が不十分の状態で重ね塗りした場合や、劣化した箇所に徐々に雨水が内部に入り込んだ際に、湿気が溜まることで塗膜を浮き上がらせます。
どちらにせよ、脆弱した状態には間違いはありません。
こちらをしっかり補修してから塗装を行っていきます。
ケレン作業
まずは膨れ上がって脆弱した塗膜を取り除いていきます。
「ケレン作業」と呼ばれる、塗装において下地を綺麗な状態に戻す「下地調整」は一番重要な工程です。
参考サイト:▷外壁塗装にはケレン作業が重要!必要性や種類、価格を徹底解説
必要箇所や破損の状態に応じてケレン道具を使い分けて作業を行います。
モルタル壁には大きなクラック(ひび割れ)が多数見受けられます。
ヘアークラック(髪の毛程の小さなクラック)などであれば、そのまま下塗り塗料やシーリングなどで簡単に補修することが可能ですが、著しく劣化した箇所はモルタル補修が必要です。
参考サイト:▷外壁のひび割れ(クラック)の原因は?危険度や対処法をわかりやすく解説
シャッター 錆止め塗装
擁壁のケレン作業と一緒に、シャッター部の錆止め塗装を行いました。
お客様のご要望で色が目立つ白カラーから黒に変更したいとのことでしたので、錆止めには黒錆塗料を使用しています。
高圧洗浄
下地調整が一通り完了しましたら、高圧洗浄を行っていきます。
ケレン作業で取り切れなかった汚れや旧塗膜をしっかりと洗い流します。
脆弱部の下塗り塗装
脆弱部に下塗り塗料を塗布していきます。この下塗りは、後から塗るカチオン塗料の密着を高めるものです。
その後、密着の高いカチオン材による補修を行います。手に負えないほどの劣化部には左官補修を施します。
こうして一か所一か所、剥がれた箇所を補修してから塗装に移ります。
擁壁〜下塗り〜
補修が終わったらいよいよ擁壁の塗装に入ります。
まずは擁壁の下塗りを行っていきます。
下塗り塗料にはIP含浸シーラーを使用しています。
カチオン補修部は周りの模様に合わせて吹き付けを行っています。
優れた通気性・防水性で塗膜を守るエスケー化研の「ツーキコートローラー用」にてパターン付けを行いました。
擁壁〜中塗り〜
続けて、中塗り塗装を行っていきます。
使用塗料は「IPヨウヘキコート」です。
擁壁や住宅基礎、コンクリートブロックは内側からの水分が多く、その影響で膨れや剥がれが生じやすく、塗装が困難な箇所とされています。
恐らく、前回の施工ではこうした塗料の知識が無いままに塗装を行ってしまった可能性が考えられます。
ヨウヘキコートは素地とも密着に優れた擁壁専用の塗料です。通湿型の塗膜を形成するため、膨れや剥がれの心配がありません。
擁壁〜上塗り〜
最終仕上げの上塗りを行います。
塗りムラのないようにしっかりと塗膜を生成していきます。
擁壁塗装はこれにて完了です。
膨れや剥がれが発生していた箇所が分からないほど、自然な仕上がりになりました。
擁壁の塗装について詳しくは下記をご覧ください。
最後に付帯部のシャッター、雨樋の上塗りを行います。
雨樋にはロックペイントの「ユメロック」を使用しています。
完工
これにて外壁・擁壁塗装と付帯部塗装の完工です。
担当者からのコメント
この度は塗装屋小幡にお問い合わせ頂き、誠にありがとうございました。
擁壁は意外と塗装の難しい箇所です。
場所の特性を理解した上で、適切な下地処理や塗装の選定が長持ちする塗装には欠かせません。
塗装屋小幡ではこれまでの豊富な経験をもとに、適切な塗装をご提案いたします。
塗装屋小幡では丁寧な仕上がりにこだわり、見た目の美しさだけでなく塗装の持ちにもこだわります。
徹底的に行うからこそ、ようやく皆様に喜んでいただけるのだと考えております。
弊社は姫路市を中心に、兵庫県全域で外壁塗装・屋根塗装・室内塗装・家具塗装・防水工事など、塗装に関する工事一式を行なっている塗装専門の職人直営店です。
諦めていた塗装に関するお悩みや、お困りごとがあれば是非、塗装屋小幡に一度ご雑談下さい。
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