姫路市にてアパートのモルタル壁の補修・外壁塗装工事の工事の概要
| 現場住所 | 姫路市 |
|---|---|
| 施工内容 | アパート外壁塗装、付帯部塗装など |
| 施工箇所詳細 | 外壁全体、軒天、樋、手摺、ドアなど各付帯部 |
| 外壁使用塗料・塗料色（下塗り） | パーフェクトフィラー（日本ペイント） |
| 外壁使用塗料・塗料色（上塗り） | パーフェクトトップ（日本ペイント） |
| その他建材 | 付帯部：ハイパーユメロック（ロックペイント） 錆び止め：サビカット（ロックペイント） |
ご依頼のきっかけ・ご提案内容
姫路市の不動産屋さんより、所有しているアパートが経年劣化してきたので、塗り替えをお願いしたいというご依頼をいただきました。
現地調査を行ったところ、全体に経年劣化が進んでおり、補修や塗り替えが必要な状態でした。
外壁や各付帯部なども併せて塗装を行いました。
姫路市にて三階建てアパートの塗り替え工事を行った様子をご紹介いたします。
Contents
施工の様子
施工前の様子
こちらが着工前のお写真です。
三回建ての建物で、経年劣化によりモルタルの外壁に劣化がみられ、全体に汚れや、場所によっては塗装の剥がれが見られます。
モルタル外壁はセメントに砂などの骨材、そして水を混ぜた外壁で、築25年以上の建物に多く見られます。意匠性や自由度が高い反面、ひび割れしやすく凹凸があるので汚れやすいという特徴があります。
こちらは内部の様子です。階段部や壁、鉄製の扉や郵便受けに劣化による塗装の剥がれが見られます。
参考記事：モルタル外壁とは？種類とメンテナンス、雨漏りを防ぐ方法
これらの箇所全体を補修を行ってから塗装によってきれいにしていきます。
高圧洗浄
まずは塗装前に塗装を行う箇所の高圧洗浄を行っていきます。
外壁だけでなく、廊下や階段などの共有部分にも塗装を行うので、汚れをきれいに落としていきます。
▷参考記事：塗装工事における高圧洗浄の必要性
工事前にお知らせを配布しなるべく入居者様のご迷惑にならないような施工を心がけております。
養生
次に塗装前に窓など塗装を行わない箇所に養生を行っていきます。
ケレン作業
階段の手摺や、ポスト、ドアなど各部にケレン作業を行いました。
錆や古い塗膜をきれいに落としておかないと新しい塗料を塗装しても付着しないため、丁寧に手作業で行います。
ケレンが終わったら鉄部の下塗りとして、さび止めを塗装します。
手すりやパーティション、郵便受けなどから細かいところまで丁寧に塗装を行います。
使用したのはロックペイントの「サビカット」です。一液形変性エポキシ樹脂さび止めで、環境にやさしく、高い錆止め効果を持ちます。
劣化した箇所の補修
モルタルが劣化した箇所の補修を行います。
補修箇所が多い場合、このようにまず補修を行う箇所にマーキング調査を行い印をつけておきます。
マーキング調査について詳しくは下記施工ブログをご覧下さい。
モルタルの剥落が大きい箇所は、剥がれた死膜を撤去して上からモルタルを左官で補修します。
モルタル独自の模様が薄くなっているような場所には、上から吹き付けを行い、模様を再現していきます。
こちらは軒天の補修の様子です。
外壁などの各箇所も同様に補修を行っています。周囲のモルタルの模様に合わせて調整しながら吹き付けを行います。
軒天など各所塗装
補修が終わったらまずは軒天や廊下の天井の塗装を行います。
こちらは軒天のシーラー（下塗り）塗装の様子です。
こちらはベランダのフィーラー(下塗り)塗装の様子です。
下塗りの後に、仕上げ塗料を二回塗ります。こちらは中塗りです。
軽天、階段の側面、廊下の天井などを塗っていきます。
こちらは上塗りの様子です。
外壁、内壁塗装
下塗り
同じように外壁や共有部の壁に下塗りを微弾性フィーラーで塗装していきます。
使用したのは日本ペイントのパーフェクトフィラーです。ひび割れ追従に優れており、モルタルの下塗りに最適です。
微弾性フィラーに関する詳細は下記の施工ブログをご覧ください。
中塗り
次は仕上げ用塗料にて中塗りを行います。中塗りを行うことで塗膜を強固にしていきます。
上塗り
こちらは上塗りの各所塗装の様子です。
入口の壁や階段の壁、ベランダ内の壁、そして外壁各所を塗装していきます。
細かい箇所には刷毛を使って、塗り漏れのないように仕上げていきます。
上塗りの塗料は「パーフェクトトップ」を使用しました。
作業性に優れているだけでなく、ラジカル制御技術によって耐候性にも優れた塗料です。
弊社でもおすすめの塗料です。
中塗りでもお伝えしたように、塗料をこうして塗り重ねることで、塗料の厚みを作って外壁を保護する重要な意味があります。
またそれだけではなく、一度だけではどうしてもムラができてしまうため、こうして二回塗ることできれいな仕上がりになるのです。
重ね塗りをしたことにより、綺麗になりました。
付帯部塗装、鉄部塗装
各付帯部や鉄部の塗装を行います。
縦樋塗装
こちらは縦樋塗装の様子です。
外壁に合わせて塗り替え、美観が回復しました。
手すり上塗り
下塗りを行っていた手すりに上塗りを行い、仕上げました。
扉の塗装
こちらは扉の上塗りです。各階によって扉の色が違うため、それぞれの色で塗り分けています。
換気扇の塗装
続いて換気扇の塗装の仕上げです。
パーテーション塗装
パーテーション塗装も二回塗りで仕上げています。
耐久性を向上させるだけでなく、デザイン性も良くなります。
完工
最後に足場を解体して無事完了です。
施工担当者より
この度は塗装屋小幡にご用命くださいまして、誠にありがとうございました！
モルタルの外壁は、一軒一軒職人が手で施工するため味のある仕上がありになりますが、モルタルはひび割れが起こりやすいという特性があります。
放置しているとひび割れが広がり、そこから雨が入り込んで建物内部を傷めてしまったり、雨漏りにつながることも。
モルタルの塗り替えは、下地の状態をチェックして状態に合わせた適切な補修を行うことが重要です。
今回補修やケレンなどを各箇所しっかり行ってから塗装をしておりますのでご安心ください。
外壁塗装は美観の回復だけでなく、補修によって壁の傷みを回復し、そして防水性のある塗膜でコーティングすることで建物の防水機能を高める役目があります。
適切なタイミングで塗装を行うことで外壁を劣化や雨漏りから守り、建物を長持ちさせることができます。
こちらのアパートの駐車場の折板屋根塗装、室内塗装、フェンスの塗装の様子はそれぞれ下記をご覧ください。
姫路市での外壁塗装など塗装工事は、塗装屋小幡にお任せください。
この施工は私が担当しました
「塗装屋小幡」代表：小幡清士
18歳の時に塗装職人の道に入り、地震をきっかけに姫路市へ。それ以来塗装一筋でお客さんが納得できるいい仕事を提供するために、「やりすぎなくらい丁寧で徹底した塗装工事」を追及しています。「一級塗装技能士」資格取得。
