姫路市広畑区にて企業様のコンクリート打ち放し・モルタル外壁の塗装の工事の概要
現場住所 | 姫路市広畑区 |
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施工内容 | 外壁塗装、防水塗装、付帯部塗装、外構塗装など |
施工箇所詳細 | 建物全体、外構、ベランダなど |
外壁使用塗料・塗料色(下塗り) | モルタル部:パーフェクトフィラー、コンクリート部:セラミクリートプライマー |
外壁使用塗料・塗料色(上塗り) | モルタル部:パーフェクトトップ、コンクリート部:セラミクリートSi |
その他建材 | 天井塗装 下塗り:水性ミラクシーラーエコ(エスケー化研) 上塗り:水性ケンエース(エスケー化研) 付帯部:ハイパーユメロック(ロックペイント) 外構塗装 上塗り:IPヨウヘキコート(インターナショナルペイント株式会社) |
ご依頼のきっかけ・ご提案内容
姫路市広畑区の会社様より、建物全体の汚れが目立ってきてひび割れも所々あるので、塗装や補修やメンテナンスをお願いしたいと当社にご相談を頂きました。
現地調査を行ったところ、モルタルの外壁とコンクリート打ち放しの外壁部分に劣化が見られました。
クラック(ひび割れ)は適宜補修を行った上で、それぞれの外壁に合わせた塗装を行います。
コンクリート打ち放し部分はセラミクリート工法のカラークリヤー仕上げにて施工いたしました。吹付を20回以上行って風合いが出るよう調整しています。
施工前の様子
こちらが施工前の写真です。
遠目からですが外壁全体が黒ずんで汚れが目立っています。
施工の様子
足場設置
まずは、足場の組み立てを行います。
近隣の方のために、塗料が飛散しないようにメッシュシートも貼ります。
足場は外壁塗装や屋根塗装を行う際に必ず設置します。
これは作業員の安全を確保するために建築基準法で義務付けられています。
▷参考記事:外壁塗装に足場は必要なの?重要性や単価・費用などをプロが解説します!
高圧洗浄作業
計二日間かけて、各所高圧洗浄を行いました。
屋根から順に、隅々まで綺麗にいたします。
高圧洗浄をいい加減に怠ると仕上がりに差が出たり、施工不良の原因となりますのでしっかりと行っています。
樋の錆止め塗装
樋の金部に錆止めを塗布しました。
ライトなどの付属物は、塗料がかからないように、また裏までしっかりと塗装できるように一時外しておきます。
クラック補修
続いて、各所のクラックを補修いたします。
ひび割れは放置しているとどんどん大きくなってしまいます。外壁塗装では塗るだけではなく、こうした塗装前にしっかりと補修を行うことが外壁を長持ちさせるためにもとても重要です。
▷参考記事:外壁のひび割れ(クラック)の原因は?危険度や対処法をわかりやすく解説
シーリング打ち換え作業
サッシ他、シーリングの打ち替え作業の様子です。
サッシの廻りなど劣化したシーリングは放置していると雨漏りの原因になるため、古いコーキングを撤去して打ち替えを行います。
モルタル外壁下塗り作業
コンクリート打ちっぱなし以外の各所のモルタル外壁を下塗りしていきます。
外壁以外にも、屋上のパラペット(腰壁)部分なども塗装していきます。
「パーフェクトフィラー」を使用したパターンローラー工法で、表情豊かに仕上げます。
モルタル外壁中塗り・上塗り
下塗りが乾いたら、仕上げ塗装を行います。
「パーフェクトトップ」を使用して、中塗り、上塗りと二回塗装を行います。
天井シーラー塗装
天井のシーラーの様子です。
「水性ミラクシーラー」で下塗りを行います。透湿性に優れているので、湿気を逃してくれます。
天井中塗り・上塗り
天井部分の中塗りと上塗りを行います。
使用したのは「水性ケンエース」で、ヤニ・しみ止め効果や防カビ・防藻効果もある、水性の壁面用つや消し塗料です。VOC1%以下で室内でも安心して使用できます。
出窓の塗装
出窓部分を色分け塗装していきます。
屋上パラぺット笠木増設
屋上の手摺壁に笠木を増設いたしました。
笠木のサイズに合わせてカットした板金を繫いでいきます。
上から塗装して色を合わせます。
パラぺット部は劣化しやすく、上に笠木をかぶせることで水の浸透から守ります。
笠木の継ぎ目から雨漏りを起こしやすいので、シーリングで防水処理も行います。
ベランダ防水塗装
続いて、ベランダの防水塗装です。
下地を整えた後に、防水下地を塗っていきます。
一部、シート防水トップです。
防水シーラー、樹脂防水下地とかさねていきます。
防水上塗り仕上げを行います。
FRPのトップコートを塗装して仕上げます。
▷参考記事:住まいに必須の防水!塗装以外の防水工事の工法を徹底解説
樋の塗装
樋の塗装(一回目)の様子です。
塗装の塗膜は樋の塩ビ素材を、紫外線から守る役目があります。
樋の二回目の塗装の様子です。
きちんと二度塗りすることで、塗膜が強固になりました。
養生作業
ライン出しの養生作業に入ります。
塗り分け部分のキワを綺麗に仕上げるために、この養生は行います。
照明の塗装作業
照明の塗装作業の様子です。
塗装が乾いた後、照明器具をとりつけました。
外構塗装
外溝の塗装作業にうつります。
こちらも先に照明器具を取り外します。
シーラーとコーキングをいたします。
外溝の中塗りの様子です。
上塗りも終わりました。
中塗りと上塗りには浸透性の高い「ヨウヘキコート」を使用しました。
こうした外構の壁や塀・擁壁のようなコンクリートの壁は内側の水分が多く、外壁用の塗料を塗装してしまうと内側に水分を閉じ込めてしまって塗料の剥がれや膨れができてしまいます。
塗装を長持ちさせるには、場所に応じた塗料を使用することがとても重要です。
外溝塗装が終了しました。
コンクリート打ち放しの下地調整
続いて、打ち放し部分の下地ペーパーかけを行います。
コンクリート打ち放し外壁:左官作業
打ち放しのシゴキ(下地調整)を行います。
シゴキとは、ペースト状のややゆるいモルタルを薄塗りする作業のことです。
コンクリート打ち放し外壁:防水処理
コンクリート打ち放しの壁は、「セラミクリート工法」にて塗装を行います。
こちらは吸水防止層とシール効果を持つ水性浸透型吸水防止プライマー「セラミクリートプライマー」と超耐久性水性アクリルシリコン樹脂クリヤー塗料の組み合わせによって優れた防水シール性と通気性、耐候性を持ち、またエフロレッセンス・中性化も防止します。
プライマーとして吸水防止剤(セラミクリートプライマー)を塗布していきます。
打ちっぱなしのコンクリート外壁はどうしても水を吸水しやすい性質がありますが、この処理を行うことで水は通さずに空気は通すようになります。
打ちっぱなしのコンクリート外壁は水を吸収しやすいのですが、このように処理することで水は通さず、空気は通すようになります。
コンクリート打ちっぱなし外壁:吹付作業
下塗りが終わったら「セラミクリートSi」を吹き付けていきます。
色味のついたカラークリヤー塗料で、塗装することで表面を保護し、補修箇所を目立たなくします。
ただ塗れば塗るほどコンクリート本来の風合いが薄れてくるため、今回は20回以上吹き付けて調整を行い、打ちっぱなしの風合いがなるべく残るようにしました。
20回近く吹付を行うことで、補修後と隠しつつコンクリートの質感を出す納得のいく仕上がりにできました。
コンクリート打ちっぱなしの塗装方法やメンテナンスについては下記をご覧ください。
清掃
塗装後に窓に汚れがついてないか確認し、洗って綺麗にします。
丹念に拭き上げました。
そのほか建物全体を綺麗に清掃しました。
外壁塗装 完工
外壁塗装工事はついに完工です!
こちらが施工後の写真です。
施工担当者より
この度は「塗装屋小幡」にご依頼頂き誠に有難うございました。
お客様からも「予算内でここまできれいにしてくれてよかった」とお喜びいただけました。
姫路市の塗装屋小幡では、戸建て住宅や事務所、アパート・マンションのほか、各種塗装を幅広く行っております。
工事の規模の大小は問わず、お客様のご要望に応じて最適な塗装や工事のご提案をしております。
コンクリート打ちっぱなしやモルタル外壁など外壁の種類や状態に合わせた工事をご提案いたします。
塗装をお考えなら、一級塗装技能士の資格を持つ塗装屋小幡へぜひご相談ください!