外壁塗装が劣化している症状7つとは?劣化の種類と補修方法をご紹介
2022/11/15
外壁塗装は、家や外壁を守るための塗料の「膜」を作ります。
外壁は常に雨や風などの自然環境に晒されている部分になりますので、当然、日々劣化もしていきます。
しかし、どこからが修繕が必要な劣化症状になるのか、見極めるのは難しいでしょう。
そこで今回は、外壁塗装が必要な外壁の劣化症状を7つ紹介します。
これらの症状に当てはまっている場合は、外壁のメンテナンスをご検討してみてください。
Contents
外壁塗装が必要な外壁の劣化症状
外壁塗装が必要な外壁の劣化症状として、主なものは以下の8つです。
- ・汚れ
- ・ひび割れ
- ・色あせ
- ・チョーキング
- ・塗装の膨れ・はがれ
- ・錆の発生
- ・カビ・コケ・藻の発生
それでは、それぞれ詳しくご説明します。
外壁塗装が必要な外壁の劣化症状1:汚れ
外壁に付着した汚れのみの劣化症状であれば、家自体にはすぐに影響が出ないので、外壁塗装を急ぐ必要はありません。
しかし、雨によって筋状の汚れができ、家の見た目が悪くなってしまいます。
外観を綺麗に保ちたい場合は、定期的に塗装をしましょう。
また、外壁が汚れてきているのは、表面を覆っている塗装が劣化して、防水機能や親水機能といった塗料の機能が低下しているサインでもあります。
様子を見ながら悪化しないうちに塗装によるメンテナンスを計画してください。
外壁塗装が必要な外壁の劣化症状2:ひび割れ
ひとくちにひび割れといっても種類があり、サイズによって緊急性が異なります。
幅が0.3mm未満の「ヘアークラック」というひび割れであれば、経年劣化によって塗膜の柔軟性がなくなったことが原因である可能性が高いです。そのため、塗装をおこなってフィラーなどで下地を整えて新たな塗膜で保護すれば修繕できます。
今すぐに塗装する必要はありませんが、しばらく経過を観察してひび割れが広がらないか注意してください。
しかし、ひび割れの幅が0.3mm以上である「構造クラック」が発生すると、家の躯体と呼ばれる構造部にひびが起きている可能性があり危険です。
これは上から塗装しただけでは修繕できないので、下地調整から工事をおこなう必要があります。
家の防水性に危険が及ぶ恐れがあるため。すぐに補修を検討してください。
参考記事:外壁のひび割れを放置すると雨漏りの原因に!修理方法を解説
外壁塗装が必要な外壁の劣化症状3:色あせ・変色
塗料に含まれる樹脂が長時間紫外線に当たることによって、樹脂の中に含まれている顔料が分解されて変色や色褪せが起こります。
外壁の劣化の初期症状です。築3年くらいから起こり始めます。
今すぐ外壁が劣化するわけではありませんが、。見た目が悪くなるのはもちろん、後述するチョーキングや塗膜の膨れ、はがれにも繋がるので、早めに対処しましょう。
外壁塗装が必要な外壁の劣化症状4:チョーキング
チョーキングとは、塗膜の表面が劣化して塗料に含まれる樹脂が削れ、樹脂の中に含まれていた顔料が粉状になって表れる現象のことです。外壁に触ると、チョークの粉の様なものが手に付くようになります。
家を保護する塗料の機能が低下しているサインです。
塗膜の劣化は、家を保護する効果を低下させます。塗り替えが必要ですのでメンテナンスをご検討ください。
外壁塗装が必要な外壁の劣化症状5:塗膜の膨れ、はがれ
紫外線などの刺激によって塗料の密着性が低下することで、表面が膨れ上がったりはがれたりする症状です。
これは主に、塗膜の耐久年数の経過が原因となります。チョーキングと同様に、新たな塗装で塗膜を作ることが必要です。
塗膜が剥がれていると、そこから雨水が入り込んで外壁に浸透して外壁を傷めたり、雨漏りを引き起こす可能性もあります。
早めに塗装をご検討ください。
外壁塗装が必要な外壁の劣化症状6:錆の発生
家の外壁や屋根には、「鉄部」と呼ばれる、金属や鉄でできた部材が使われている部分があります。ここから錆が発生すると、塗膜の中で増殖して塗料をはがしやすくしてしまうため、早急な除去が必要です。
鉄部は、新品の状態であれば表面が塗装で保護されています。しかし、塗装の耐久性が低くなると、雨や塩害によって錆ができやすくなります。錆の発生を事前に防ぐためにも、定期的な塗装をおこないましょう。
もし錆が発生してしまった場合でも、外壁塗装時には鉄部の錆を落とすケレン行ったうえで塗装を行った上で、新たな錆を防ぐ錆止め塗装を行うため、ご安心ください。
外壁塗装が必要な外壁の劣化症状7:カビ、コケ、藻の発生
塗膜が劣化して防水性が低下すると、外壁が水分を吸収することでカビやコケ、藻が発生しやすくなります。
放置するとその場所に常に水が溜まっている状態となり、どんどん外壁材を傷めてしまいます。
すでに塗膜が劣化している証拠ですので、早めに塗装をおこないましょう。
外壁塗装が必要な劣化か、業者に診断してもらうのが確実
先述したような劣化症状が出ている場合は、早めに外壁塗装を検討したほうが良いでしょう。
しかし、自分の判断だけでは心配かと思います。その場合は、外壁塗装の業者に診断してもらうのが確実です。
業者の多くは無料で外壁の診断をしてくれるサービスをおこなっていますので、活用してみましょう。
劣化した外液の補修方法
外壁の劣化に対してどんな補修方法があるのか、そしてそれぞれの費用相場についてご紹介します。
部分補修
ひび割れが深くなく、部分的に外壁塗装が剥がれているなど、劣化が軽微な場合には、外壁の一部分や特定の箇所だけを修復する方法が行えます。
劣化が進んでいない部分のみを対象として、剥がれた塗料を撤去して塗り替え、ひび割れの補修などが含まれます。
ただし部分的な補修のみを行うと周りの壁と色が違って目立ってしまうことがあります。
外壁が塗り替え時期を迎えている場合には外壁塗装を行った方がおすすめです。
部分補修の費用相場は、ひび割れ補修で2,000~3,000円/m、塗料の剥がれの補修で4,000~6,000円/1㎡です。
塗り替え
外壁全体を補修を行った上で塗り替える方法で、もっとも一般的な補修方法です。下地の補修や調整を行った後、新しい塗料を塗布します。
費用相場: 塗り替えの費用は、塗装面積や使用する塗料の種類によって異なりますが、一般的には平方メートルあたり数千円から1万円以上となります。
外壁塗装の相場は、平均的な30坪の二階建ての戸建てで60~150万円です。
ただし使用する塗料や面積、立地や壁の傷み具合によって変動します。
外壁の張り替え、重ね貼り
塗り替えでは対処ができない場合には、外壁の張り替えや重ね貼りを行います。
例えば外壁の反りや欠けなど傷みが激しい、下地まで傷んでいて腐食している、外壁材が耐用年数を超えているような場合です。
重ね貼りは上から新しい外壁材を施工します。下地まで腐食して取り換えが必要な際には、一度古い外壁材を撤去して下地を補修したうえで、新しい外壁材を施工する張替えを行います。
外観のリニューアルと耐久性の向上が行えます。
外壁の重ね貼りや張替えの費用は、使用する材料や施工方法、建物の形状などによって異なりますが、一般的には重ね貼りで150万円~、張替えで200万円~となっています。
まとめ
外壁の劣化症状についてご紹介しました。
下記のような7つの症状で出ていたら、外壁が劣化しているサインです。
- ・汚れ
- ・ひび割れ
- ・色あせ
- ・チョーキング
- ・塗装の膨れ・はがれ
- ・錆の発生
- ・カビ・コケ・藻の発生
これらの症状が出ている場合は、外壁を保護する塗料の防水機能が低下しているため、早めに外壁塗装の業者に無料で診断してもらいましょう。
プロの目で見てもらうのが最も確実です。
そして劣化の状態に合わせた的確な補修方法を提案してくれる業者に依頼すると安心です。
塗装屋小幡では、お客様のお家に外壁塗装が必要かどうか、無料で診断させていただいております。ぜひお気軽にご相談くださいね。
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