外壁塗装に使うフッ素塗料って?メリット・デメリットを解説
2022/12/26
フッ素塗料は、一般的に使われる塗料よりも耐用年数の長い便利な塗料です。しかし費用が高く、使用するか悩まれている方も多いでしょう。
そこで、この記事ではフッ素塗料がどういうものなのか解説します。また、メリット・デメリットについても紹介しています。これを読めばフッ素塗料について不安がなくなりますので、参考にしてください。
Contents
外壁塗装で使うフッ素塗料とは
フッ素塗料とは、フッ素樹脂が含まれた塗料のことです。フッ素樹脂は蛍石を原料としており、耐久性が高いことや光沢を長く維持できることが特徴です。
耐用年数が長く、頻繁に塗り替えをおこなう必要がないため、なかなか塗り替えができない大型建造物によく使用されています。もちろん一般住宅の外壁や屋根にも使われており、他の塗料と比べると少し値が張りますが、高い性能を持つ人気の塗料です。
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フッ素塗料を使用するメリット
フッ素塗料を使用するメリットは、以下の3つです。
・耐久性が高い
・耐用年数が長い
・光沢があり、持続する
耐久性が高い
フッ素塗料のメリットとしてまず挙げられるのが、耐久性の高さです。
フッ素塗料は、耐熱性・親水性・防水性・防カビ性・防藻性にも優れており、塗膜が劣化しにくくなっています。なので、他の塗料と比べても美観が長持ちするのが特徴です。
耐用年数が長い
フッ素塗料は、前述の通り耐久性が高いため耐用年数も他の塗料より長く、約15〜20年と設定されています。
一般的に外壁塗装で使われるシリコン塗料の耐用年数は7〜15年ですので、約2倍長く使えることがわかります。中には30年以上長持ちしている建物もあり、塗り替え回数を減らせることもメリットです。
光沢があり、持続する
フッ素塗料はツヤがある塗料のため、塗ると光沢が出るのも特徴です。また、汚れにくい性質から、光沢が持続するというメリットもあります。
フッ素塗料による光沢は、新築にも劣らないほどの美しさです。古い建物でも、塗り替えをおこなうだけで見違えるほど綺麗になるので、美観を保ちたい方には特におすすめです。
フッ素塗料を使用するデメリット
フッ素塗料を使用するデメリットは、以下の3つです。
・費用が高い
・塗料の伸びが良くない
・ツヤがあるタイプしかない
費用が高い
フッ素塗料は耐久性が高い分、費用も高いのがデメリットです。1㎡あたり4,000~4,500円の費用がかかります。シリコン塗料は1㎡あたり2,500〜3,200円ですので、比較するとフッ素塗料が割高であることがわかります。
費用面から考えると、やはり一般的な家よりも、高層ビルなどの寿命が長い建物向きの塗料だと言えるでしょう。
塗料の伸びが良くない
フッ素塗料は、他の塗料に比べて伸びが悪いこともデメリットです。
塗料の伸びが悪いと、塗膜も固くなります。そのため、外壁にヒビが入りやすくなってしまいます。
しっかりとした手順で塗っていれば早く劣化することはありませんが、塗り方にもコツが必要です。業者の腕に大きく左右されるので、フッ素塗料を使用する場合は技術と経験が豊富な業者に依頼しましょう。
ツヤがあるタイプしかない
フッ素塗料の美しい光沢はメリットですが、デメリットでもあります。その理由は、フッ素塗料に限定すると、ツヤが目立たないタイプのものが販売されていないからです。つまりツヤのない塗料を求めている場合は、フッ素塗料を使用できません。
塗装屋小幡のオススメフッ素塗料
塗装屋小幡にてオススメしている塗料メーカー「日本ペイント」のファインフッソです。
高耐候性フッソ樹脂により、優れた耐候性が実現された塗料です。
初期費用は高くなりますが、メンテナンスなどを含め長期的にみた場合には、ライフサイクルコストの低減や、長期美観維持のニーズに対する提案に最適な塗料です。
まとめ
フッ素塗料とは、耐久性の高さや長時間持続する光沢が特徴の、フッ素樹脂を配合した塗料です。メリットとデメリットは、それぞれ以下のようになっています。
メリット
・耐久性が高い
・耐用年数が長い
・光沢があり、持続する
デメリット
・費用が高い
・塗料の伸びが良くない
・ツヤがあるタイプしかない
寿命が長い建物によく採用されている塗料で、一般の家への使用実績はまだ低いです。しかし、塗り替え回数を減らしたい方やツヤのある光沢を維持したい方にはおすすめできます。
この記事を参考に、ぜひフッ素塗料の使用を検討してみてください。
塗装屋小幡では、お客様のご要望に合わせて様々な施工をご提案させていただきます。
外壁・屋根塗装をはじめベランダ・バルコニーの防水塗装や内装塗装、家具の塗装まで幅広く承っておりますのでお気軽にご相談くださいませ。
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