加古川市にて 屋根塗り替え工事
2021/03/04
先日、加古川市にて住宅屋根の塗り替え工事を行いました。
施工前の状態がこちら。
<施工前>
屋根表面に汚れや傷みが見られます。
塗装の前に、まずは高圧洗浄で汚れを落としていきます。
<高圧洗浄>
高圧洗浄で屋根の汚れを落としていきます。カーポートも洗浄しました。
<タスペーサー挿入>
次に、タスペーサーを挿入します。
タスペーサーとは、屋根塗装の際に屋根材の隙間を塗料がふさがないようにするための板状の道具のことです。「縁切り」と呼ばれる塗装の工程で必要となる道具。
縁切りは、屋根塗装の際に屋根材の隙間を作る工程のこと。一部の屋根材の内部は雨が入り込む性質があるため、水の出口がないと裏側に水がたまって結露が発生し、屋根裏を腐食させてしまうのです。最悪の場合は雨漏りの恐れも。それを防ぐため、屋根材の内部にある水を外に逃がす隙間が必要というわけです。
しかし、屋根塗装をすると水の逃げ道である隙間が塗料でふさがれてしまいます。そのため、屋根材の裏側に水がたまらないよう隙間を作る道具の1つがタスペーサーなのです。タスペーサーは、屋根材のコロニアル、カラーベストが使われている「ストレート屋根」のみに使用できます。
<破損部の補修>
<錆止め剤塗布>
屋根と屋根の接合部である棟板金という金属部分に、錆止め剤を塗っていきます。
続いて、いよいよ屋根の塗装に入ります。
屋根・外壁塗装の基本原則と言えるのが、下塗り・中塗り・上塗りの三回塗りです。
それぞれの施工過程写真に沿って、説明していきます。
<下塗り>
まずは下塗り。
この工程では、中塗り・上塗り塗料の密着を高めるために下地強化剤を塗ります。塗料の機能性・耐久性の良し悪しを左右します。
<中塗り>
続いて中塗り。
この工程では下塗り材の色を消し、上塗り塗料の密着をより高めます。基本的に上塗り塗料と同じ色を使用。中塗りを省いて上塗りだけで仕上げてしまうと必ず塗りムラができてしまうため、欠かせない工程です。
<上塗り>
仕上げは上塗りです。
家の外観を決定づけ、また中塗りで生じた色ムラや気泡を覆い隠し、雨風や汚れから外壁を守ります。上塗り塗料には、カビの発生を防いだり遮熱性を高めるといった機能を備えたものもあり、お住まいの地域や構造物に合ったものを選ぶと良いでしょう。
このように、塗装において三回塗りは欠かせない工程なのです。
屋根の種類や塗布段階、お住いの地域によって適切な塗料は異なってきます。大事なお住いを長持ちさせるためにも、お住いの屋根に合った塗料を見極めなければなりません。しっかりした業者に塗装を頼み、最適な塗料を選んでもらいましょう。
サービスで犬小屋も塗装させていただきました!
このたびは、塗装屋小幡をご用命いただきまして誠にありがとうございました。
お住いの塗装について何かご相談がありましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。