



姫路市にて屋根塗装・外壁補修塗装〈シーリングメンテナンスも〉の工事の概要
現場住所 | 兵庫県姫路市 |
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施工内容 | 屋根塗装・シーリング打ち替え・鉄部塗装・テーブル塗装 |
施工箇所詳細 | 屋根・外壁シーリング・アンテナ |
施工期間 | 1ヵ月 |
外壁使用塗料・塗料色(下塗り) | パーフェクトプライマー |
外壁使用塗料・塗料色(上塗り) | ハイパーユメロック |
屋根使用塗料・塗料色(下塗り) | ファインパーフェクトベスト強化シーラー |
屋根使用塗料・塗料色(上塗り) | ファインパーフェクトベスト |
その他建材 | 鉄部塗装:ニューウレタンネクストAシルバー・サビキラー テーブル洗浄:アクロンA・アクロンB テーブル塗装:ウレボンサンディングクイックEX・ウレボンフラットワングレード UVプロテクトクリヤー |
ご依頼のきっかけ・ご提案内容
兵庫県姫路市にて、築19年の戸建てのお客様より、塗装工事のご相談をいただきました。
当初は外壁塗装にて構想されていましたが、ご希望の塗料とサイディングとの相性や、ご予算等の兼ね合いでこの度は見送りとなりました。
釘頭のシーリング、目地の打ち直しに加え、外壁は剥離箇所の部分補修、屋根・付帯部・お客様の思い出のテーブルも塗装させていただきました。
アンテナのサビが多かったため専用塗料「サビキラー」を使用しました。
Contents
施工前


屋根は黄色い苔が発生しています。
20年というと、多くの箇所で劣化が表れ始め、メンテナンスが必要となってくる時期です。
2枚目は外壁のシーリングが中央で割れてきている様子です。

屋根に生じていたひび割れです。
塗装前にパテ補修で埋めていきます。
施工中
高圧洗浄


屋根・外壁はもちろんのこと、玄関タイル、ベランダ、サッシ、樋など隅々まで洗浄致します。
ひび割れ補修


1枚目が外壁のクラックの補修後、2枚目は屋根のクラックにシーリングを詰めているところです。
上から塗装をすることで、どこにあったか分からない程度になります。
補修は中途半端に行うと、付近からまたひびが生じることがあるため、万全に充填します。
▷参考記事: 外壁のひび割れ(クラック)の原因は?危険度や対処法をわかりやすく解説
シーリング打ち替え


古いシーリングを隅々まで除去したら、養生テープを貼り、専用の下塗りを行います。
これにより、外壁と強固に密着するようになり、剥がれが起こりにくくなります。
2枚目は窓枠のシーリングの打ち替え後で、ベージュカラーが違和感なく馴染んでいます。
▷参考記事:なぜ必要?外壁のシーリング(コーキング)の役割
破風板の返しになっている部分にも、かなり細いですがきっちり打ち込み、下から吹きこんだ雨水からも保護します。
屋根塗装
下塗り


屋根の「パーフェクトプライマー」塗装と破風板の下塗りの工程です。
中塗り・上塗り


中塗りだけでも見た目はかなり変わりますが、塗装は3回塗りが基本中の基本です。
下塗りのいらない特殊な塗料等を除き、工程を飛ばすとひどければ1年以内に剥がれ始め、メンテナンスの意味がありません。


最後の上塗りをしていきます。
1枚目は、唐草板金という軒先に付いている板金を、小型のハケで上塗りしています。
側面まで少しの塗り残しも許さず、丁寧に行います。


破風板・棟板金の最後の仕上げです。
普段目につきにくい箇所まで、目立つ箇所と同等のクオリティで仕上げます。
外壁補修塗装


今回は、表面の剥離やひびなどのあった箇所をパテ補修した後、小筆で塗装致しました。
外壁の色を見て、同様の色になるよう現場で調合します。
非常に細かい作業が可能な極細の筆で、パテで白い部分を馴染ませます。
付帯部塗装


縦樋・横樋も上塗りが済み、乾燥時間を置いているところです。
黒よりも馴染みの良いダークブラウンをお選び致しました。

庇(ひさし)の塗り終わりで、ここから乾燥させていきます。
庇は窓や扉の上についている小さな屋根のことで、基本的に勾配がないため雨水が溜まりやすく、塗装せず放置していると特に苔の発生が起こりやすい部分です。


テラス屋根のフレームは汚れが溜まっていたため、一旦分解し、取り外して洗浄しました。
1枚目は洗浄前、2枚目が洗浄後でかなり清潔になりました。


水切り板金の塗装では、狭い隙間もしっかり塗ることのできる平らなヘラを差し込みます。
外壁を伝い垂れてきた水をカットする役目があり、隙間にも雨水は入り込むため、塗膜できっちり保護しなければ劣化してしまいます。


ベントキャップやノズルなど、付帯部は全て一旦取り外して塗装をしています。
こうすることで、細部まで正確に塗装ができるほか、付帯部によって隠れていた部分の外壁のメンテナンスも行き届きます。


ノズルを塗装し終わり乾燥させています。
その他換気フードや樋など、取り外した付帯部に順に塗装を施していきます。
2枚目はベントキャップを取り付けているところです。

付帯部は取り付け後、半透明のシーリングで接合部をきっちり埋め、雨水の侵入を防ぎます。

サビの酷かったアンテナは、強力なサビ止め塗料「サビキラー」を使ってコーティングした後、シルバーの塗料で仕上げます。
軒天塗装


1枚目は最初の上塗り、2枚目はそれが乾いてから再びの上塗りです。
お手入れがしにくいことでくすみやすい箇所ですが、その分綺麗に塗装されていると印象もかなり明るくなります。
テーブル塗装

施工中、「テーブルも塗装できたりしませんか?」とご相談いただき、もちろん可能ですのでお任せいただきました。
お客様の思い入れのある大切な家具ということで、こちらも心を込めて塗装致します。
まずはやすりやブラシで旧塗膜を剥がし、水洗い・アクロン清掃で油脂までしっかり清浄に落とします。



それから1枚目のように凹みの補修を行い、着色・木部用の下塗りから上塗りと、吹き付けで仕上げました。
元来のいきいきしたつや感と深みのある色が戻り、お喜びいただけました。
完工
仕上がりをお客様にご覧いただき、問題がなければ工事完了となります。
今回の工事は1ヵ月で完工致しました。


大屋根の仕上がりです。
飽きない絶妙なダークブラウンで、見た目は当然のこと、雨風・紫外線・カビなどに対する抵抗力も大幅アップ。
この先、より長い間こちらの屋根材をお使いいただけることと存じます。


今回全面の外壁塗装は行っておりませんが、部分補修塗装・付帯部塗装により、明るくクリーンな空気感が出ました。
テラスのフレームも洗浄後に組ませていただき、以前よりも爽やかに。
担当者のコメント
築20年、ぴったりなメンテナンス時期でのご依頼誠にありがとうございました。
今回の工事で、これからの暮らしがほんの少しでも明るく、安心もプラスされることを願っております。
塗装屋小幡は「どこにも負けない丁寧さ」を基本に、ただの工事ではなく、本当にお客様の暮らしに寄り添える仕事を志しております。
メンテナンスをご検討中の方や、点検・相談してみたいという方もお気兼ねなくお問い合わせくださいませ。