



姫路市にて外壁塗装・屋根塗装〈カラーシミュレーションを使った外壁塗り替え〉の工事の概要
現場住所 | 兵庫県姫路市 |
---|---|
施工内容 | 外壁塗装 |
施工箇所詳細 | 外壁・付帯部 |
施工期間 | 1ヵ月 |
外壁使用塗料・塗料色(下塗り) | 水性パーフェクトシーラー |
外壁使用塗料・塗料色(上塗り) | パーフェクトトップ |
屋根使用塗料・塗料色(下塗り) | ファインパーフェクトシーラー |
屋根使用塗料・塗料色(上塗り) | ファインパーフェクトベスト |
その他建材 | サビカットⅡ |
ご依頼のきっかけ・ご提案内容
兵庫県姫路市にて、知人の方から塗り替えのご依頼をいただきました。
雹被害があり、損傷した樋の交換工事をされる際に、足場を掛けるので塗装も一緒にとのことでご依頼に。
目地色を全体に塗って、壁の状態を考慮して5回塗りを致しました。
事前にカラーシミュレーションに加え、塗り板(実際の塗料で塗った板)もご用意致しました。
Contents
施工前


塗装・シーリングなど全体的に色褪せてしまっている印象があり、屋根は一部割れや表面の傷みが見られました。

施工前にカラーシミュレーションで、仕上がりイメージを何度か確認致しました。
この写真の他にも数種類、色合いの異なるものを用意し、納得いただけるようお選びいただきました。
▷参考記事:外壁塗装・屋根塗装の色選びはカラーシミュレーションの活用を!その理由を解説
施工中
高圧洗浄


最初に行うのは洗浄作業です。
2枚目は玄関前の石タイルの洗浄ですが、したところとしていないところとで、色が全く違いますね。
年月とともに溜まった塵汚れで、石の色が隠れていましたが、高圧洗浄機でほぼ全て吹き飛ばすことができました。
割れた屋根材・ビス穴・サイディングの補修


屋根材の割れが数か所見受けられましたので、密着力のある変性シリコン材で接着します。
強風による飛来物が原因で割れたものと推測されますが、普段見ることができない場所ですから、屋根は知らない間に損傷しているケースが多々あります。
気づかない間に割れていて、欠片がすでに飛ばされてしまったという場合には部分交換が必要となり、費用が上がってしまいますので、なるべく早いうちに補修しておくことが最適でしょう。
「不安だから見ておきたいな」という際は、点検調査をご依頼いただければと存じます。

浮きがあったサイディングボードはビスでしっかり固定します。

樋の交換のため取り外した痕のビス穴を、パテで埋めて後の塗装の準備をします。
土台と平滑になるよう厳しくチェックしています。


外壁サイディングの釘が浮いていた部分を、打ち付けた後パテで補修しました。
付帯部塗装


出窓の天場と基礎上水切り板金にサビ止め塗装を行っています。
サビ止めの場合も基本は同じで、この上から少なくとも2度は重ね塗りをしていきます。

見切り帯の中塗りをしている様子です。
見切り帯とは、お家の外壁に地面と平行か垂直に設置されている部材のことをいい、装飾の役目があります。
何色にするかで雰囲気が左右され、今回のように締め色を使うときりっとした印象になります。
装飾が目的ですから、剥げたりしておらず美しく保たれていることは大切ですね。


こちらは塗装前にやすり紙でケレン作業しているところです。
ケレン作業は特に鉄部では必ず必要となってくる作業で、研磨道具を使って表面を平滑にした上で、目に見えない程の繊細な凹凸をつけて塗料のつきを良くします。
つるつるしている面に塗るより、少しざらつきのある面の方が落ちにくい原理です。
2枚目は、上塗り×2回が済んだシャッターBOXです。


取り外したノズルなどはひとつひとつ手に取って丁寧に塗装します。
付帯部は、取り外すことでより手の込んだ仕事が可能になり、塗装屋小幡ではこだわりとしている部分です。
こちらも基本的に、目立った傷みがなければ外壁同様3回塗りです。

換気カバーは割れている箇所があったため、強いアルミテープで補修致しました。
応急処置的ではありますが、穴から雨が吹きこむことを防げます。
屋根塗装
板金塗装

はじめに棟板金のサビ止め塗装を行います。
板金は当然ですが常に雨風にさらされており、金属製であることから、きちんとコーティングしないと劣化が起きやすいです。
下塗り

「ファインパーフェクトシーラー」で下塗り×2回を行った状態です。
こちらは屋根材表面に浸透性が高く、さらに、多少の補強機能まで備わった頼れる塗料です。
中塗り・上塗り


塗膜は、お家を守ってくれる屋根をさらに守る、鎧のようなイメージです。
定期的な塗装メンテナンスを怠らないことで、建材の寿命を最大に延ばすことができ、長期的に工事費用を抑えることにも繋がります。
屋根材同士の隙間はどうしても塗料が十分入らないことがあるため、都度細かいハケで塗り込みます。
写真は大屋根ですが、下屋根も一緒に進めていきます。

破風板の上塗り、仕上げ段階です。

2回目の上塗りまで完成し、乾燥させている状態です。
たくましい塗膜が出来上がり、少なくとも15年程度は強靭さを保ったまま屋根を守ってくれるでしょう。
▷参考記事: 屋根塗装の色選びで失敗しないために!色決めと業者選びのポイントを解説
シーリング打ち替え


養生に不備がないことを確認します。
古いシーリングを除去したら、いきなりシーリングを詰めるのではなく、下塗り材を塗布します。
シーリングにとってリスクなのは、劣化して密着性が落ちたときに外壁から剥離することです。
下塗りをしておけば接合部がとても強固になるため、このひと手間は惜しみません。
2枚目で、新しいものを充填しています。
外壁塗装

塗装前にはきっちり、万が一のミスもないよう養生しています。
下塗り

軒天井と外壁の下塗りに移ります。
ローラーでなく吹き付けで行うと、よりスピーディに仕上げることができます。
外壁の状態にもよりますが、今回の下塗りは吹き付けで問題ないと判断致しました。
中塗り


その後、中塗りです。
2枚目はタイルの目地色で中塗りをしているところです。


外壁の中塗りと、中塗りが完了した状態です。
外壁も、人の肌と同じで、例えば日焼け止めを塗らずに紫外線を浴び続けると、肌そのものにダメージが及んで傷んでしまいます。
しかし強い塗膜があることで、直にダメージが及ばず、塗膜が傷んだら塗り替えることで守れます。
大切なお家を長く使うため、塗装が大切である理由です。
上塗り


目地色のダークブラウンで塗装しました。
ここから再び、別の色で塗り重ねていきます。


外壁2階まで白い外壁の上塗りが完成しました。
窓枠など、わずかに塗料が付着した部分はカッターでこそぎ落としたり、布などで清掃をします。


先ほどのダークブラウンだった壁に、こちらのピンクで重ねます。
2枚目は2度目の上塗りですが、やはり1度目の色よりも鮮やかに、丈夫に塗り上がっていくのが分かります。


目を引く色で、一気に雰囲気が変わりましたね。
地味でもなくビビッド過ぎない絶妙な色加減で仕上がりました。
ライン出し


ライン出し(塗装の色分けをくっきりさせる)で最終調整の塗装をしています。
2枚目はその後養生テープを剥がしたところで、くっきりと色が分かれてにじみもありません。
取り外した付帯部の再設置


照明器具・物干し・ノズルなど取り外した付帯部を、綺麗になった外壁に再設置していきます。
今回、付帯部で隠れていた部分の外壁まできっちり塗装致しましたので、この先エアコンの位置を変えるなどで移動することになっても、その部分だけ塗装されていないということがありません。
完工


白い外壁・軒天井はクリーンに生まれ変わりました。
2枚目はライン出しした窓枠付近の塗装です。


出窓の枠と、シーリングでしっかり雨漏り防止したノズルです。

大屋根の仕上がりです。
板金と屋根材は色を揃えてスタイリッシュに。
弊社おすすめの「パーフェクトベスト」で、耐久性に優れた頼りがいのある屋根になりました。


住宅全体の外観はこちらです。
愛着のわくような個性的なデザインで、帰ってきたくなるお家に。
単なるメンテナンス以上に、お客様の日々を楽しくできれば何よりでございます。
担当者のコメント
「やりすぎなくらい丁寧で細かな塗装工事」が塗装屋小幡のお約束です。
一級塗装技能士が培った技術を注ぎ、確実に後悔のない施工をさせていただきます。
家具塗装からアパートメンテナンスまで、塗装のことならまずは私たちにご相談ください!
過去の似ている施工事例はこちらからご参考にどうぞ。